
赤ちゃんがドライヤーの音で激しく泣き出してしまうこと、ありませんか?
あるいは、抱っこしようとするとのけぞってしまったり、特定の服を極端に嫌がったりすることもありますよね。
そんな様子を毎日見ていると、「もしかして感覚過敏なのかな?」「発達障害と関係があるの?」と不安になってしまうこと、あると思います。
毎日、小さな命と一生懸命に向き合っているからこそ、ちょっとした反応の数々が気になってしまうんですね。
この記事では、赤ちゃんの敏感な様子と発達の関係について、優しく紐解いていきます。
最後まで読んでいただければ、今のモヤモヤした気持ちがすっと和らいで、赤ちゃんの見方が少し変わるかもしれませんよ。
私たちも一緒に、赤ちゃんのペースを探っていきましょうね。
赤ちゃんの過敏な反応は、すぐに発達障害に結びつくわけではありません
結論からお伝えすると、赤ちゃんに感覚の過敏さが見られるからといって、必ずしも発達障害であるとは限らないんですね。
赤ちゃんはまだ脳や神経をぐんぐん発達させている途中で、大人よりもずっと刺激に対して敏感だとされています。
インターネットなどで「感覚過敏は発達障害のサインかもしれない」という言葉を目にして、ドキッとしてしまった方もいるかもしれませんね。
たしかに、自閉症スペクトラムなどの特性として感覚過敏が挙げられることはありますが、赤ちゃんの時期はまだ診断が非常に難しい時期とされています。
ですので、今の時点で「もしかして…」とご自身を深く追い詰めなくても大丈夫ですよ。
なぜ赤ちゃんは小さな刺激にも敏感に反応してしまうの?
では、どうして赤ちゃんはこんなにも敏感に反応するのか、気になりますよね。
それには、大きく分けて3つの理由があると考えられているんですね。
脳や神経のネットワークがまだ発達の途中だから
私たち大人は、エアコンの音や服のチクチク感など、生活に必要のない情報を無意識のうちにシャットアウトできますよね。
でも、赤ちゃんはまだ情報をより分ける力が未熟だとされています。
そのため、耳や目、肌から入ってくるすべての刺激を全力で受け止めてしまい、キャパシティを超えてパニックになって泣いてしまうことがあるんですね。
新しい刺激にまだ慣れていないから
生まれて間もない赤ちゃんにとって、外の世界は初めてのことばかりですよね。
お腹の中の穏やかな環境から一転して、明るい光や大きな音、肌に触れる布の感触など、すべてが未知の体験なんですね。
私たちも、初めての場所に行くと少し緊張してしまいますよね。
赤ちゃんも同じように、一つひとつにドキドキしながら、新しい世界に慣れようとがんばっている最中なのかもしれませんね。
まだ言葉で気持ちを伝えられないから
「ここがチクチクして嫌だ」「あの音が怖いよ」という気持ちを言葉で伝えられれば良いのですが、赤ちゃんは泣くことでしかSOSを出せないんですね。
そのため、周囲から見ると「突然激しく泣き出した」「理由もなく癇癪を起こしている」ように見えてしまい、過敏さがより際立って感じられることがあると言われています。
よく見られる赤ちゃんの敏感なサインと対処法のヒント
ここでは、赤ちゃんの感覚過敏としてよく見られる具体的なサインをいくつかご紹介しますね。
あわせて、おうちでできる優しい対処法も見ていきましょう。
聴覚の敏感さ(音に対する反応)
ドライヤーや掃除機の音、バイクのエンジン音などで耳を塞ぐように泣いてしまうこと、ありますよね。
これは、特定の音程やボリュームに過剰に反応してしまう状態だとされています。
おうちでできる対処法のヒント
嫌がる音は無理に聞かせず、生活音をなるべく小さくしてあげると安心するかもしれませんね。
掃除機をかける時は、別の部屋に移動してもらうなど、少しの工夫で落ち着いてくれることが多いですよ。
触覚の敏感さ(肌触りへの反応)
服のタグを嫌がったり、特定の素材の服を着ると泣き止まなかったりすること、気になりますよね。
また、抱っこした時に身体をのけぞらせてしまうのも、触覚の敏感さが関係していることがあるとされています。
おうちでできる対処法のヒント
服のタグは切り取ってあげたり、縫い目が外側に出ている肌着を選んだりすると、チクチク感が減って喜んでくれるかもしれませんね。
抱っこも、面で広く優しく包み込むように工夫してみると、赤ちゃんの心地よいポイントが見つかるかもしれませんよ。
視覚の敏感さ(光や見え方への反応)
お散歩中、太陽の光を極端に嫌がって目を固くつぶったり、スーパーの明るい照明の下で落ち着かなくなったりすることもあるんですね。
光のまぶしさや、チカチカする動きに圧倒されてしまうのだと言われています。
おうちでできる対処法のヒント
ベビーカーのサンシェードを長めに下ろしてあげたり、お部屋の照明を少し落として間接照明を取り入れたりすると、赤ちゃんもホッとできる空間になりそうですよね。
味覚や口腔内の敏感さ(食事への反応)
離乳食が始まると、「特定の食感のものは絶対に口を開けない」「味が少しでも違うと吐き出してしまう」というお悩みも出てきますよね。
これも単なる好き嫌いではなく、お口の中の感覚が敏感なためだとされています。
おうちでできる対処法のヒント
「食べてくれない」と焦ってしまいますが、まずは赤ちゃんが好む食感や温度のものを中心に進めてみてはどうでしょうか。
成長とともに少しずつ食べられるものが増えていくことも多いので、ゆったり構えてみてくださいね。
嗅覚の敏感さ(匂いへの反応)
大人は気にならないような洗剤の匂いや、お料理の匂いで急に機嫌が悪くなる赤ちゃんもいるんですね。
鼻の感覚が鋭く、強い匂いに酔ってしまうような感覚になるとされています。
おうちでできる対処法のヒント
無香料の洗剤や石鹸に変えてみるだけで、赤ちゃんの機嫌がよくなることもあるそうです。
柔軟剤の匂いなどが負担になっていないか、少し身の回りのものを見直してみるのも良いかもしれませんね。
今の時期は、成長のステップとして優しく見守ってみませんか?
ここまで見てきたように、赤ちゃんの敏感な反応は、発達の過程で誰にでも起こりうることなんですね。
お伝えしたポイントを少し整理してみましょう。
- 過敏な反応は、脳や神経が未熟なため起こりやすい
- 新しい刺激に慣れていないだけの場合も多い
- 赤ちゃんの時期は発達障害の判断が難しい
- 無理に慣れさせず、環境を整えてあげることが大切
「発達障害かもしれない」と不安になるお気持ちはとてもよくわかりますが、まずは今の赤ちゃんの「苦手なこと」「心地よいこと」を見つけて、環境を整えてあげることを優先してみてはどうでしょうか。
成長とともに様々な感覚が少しずつまとまっていき、「あんなに嫌がっていたのに平気になったね!」と笑い合える日が来ることも多いとされています。
赤ちゃんのペースを大切に、一緒に少しずつ慣れていけたらいいですよね。
ひとりで抱え込まずに、誰かに話してみませんか?
毎日、小さなサインを見逃さないようにと気を張り巡らせているあなたは、本当に愛情深い素敵なお母さん、お父さんだと思います。
赤ちゃんのことを真剣に考えているからこそ、不安になってしまうんですよね。
でも、その不安をずっと一人で抱え込んでしまうと、心も身体も疲れ切ってしまいます。
もし「やっぱり心配でたまらない」「毎日泣き声を聞くのが辛くなってきた」と感じる時は、我慢せずに専門家に相談してみてくださいね。
地域の保健センターや小児科、子育て支援センターなど、あなたのお話を聞いてくれる場所はたくさんありますよ。
「こんな小さなことで相談してもいいのかな?」なんて思わなくても大丈夫です。
声に出して誰かに話を聞いてもらうだけで、心がふっと軽くなるはずです。
あなた自身がリラックスして笑顔でいられることが、赤ちゃんにとって何よりの安心のお薬になるんですね。
これからも、あなたらしい優しいペースで、赤ちゃんと一緒に歩んでいけますように。
心から応援しています。