
毎朝の忙しい時間、お子さんが泣いてぐずってしまうと、どうしていいか分からず辛い気持ちになってしまいますよね。
「私の愛情が足りないのかな」「無理やり連れて行って、心に傷がつかないかな」と、胸を痛めているママやパパも多いかもしれませんね。
実は、このような「登園渋り」や「登園拒否」と呼ばれる状態は、多くの子どもたちが経験するとても自然なことなんですね。
この記事では、お子さんが「保育園に行きたくない」と訴えた時の具体的な対応方法や、その背景にある理由、そして明日からすぐに実践できる上手な乗り越え方をご紹介します。
最後までお読みいただければ、毎朝の不安や焦りから少し解放されて、お子さんと笑顔で「いってきます」ができるヒントがきっと見つかるはずですよ。
私たちも一緒に悩みながら、お子さんの小さな心に優しく寄り添う方法を見つけていきましょうね。
まずは子どもの気持ちを受け止め、園と連携してみましょう

お子さんが「行きたくない」と泣いてしまった時、一番の基本となる対応は、お子さんの気持ちを否定せずにしっかり受け止めることだと言われています。
忙しい朝はつい「早くしなさい!」と言ってしまいたくなりますよね。でも、もしかしたらお子さんは、ただ「ママやパパと離れるのが寂しい」という気持ちを分かってもらいたいだけなのかもしれません。
無理やり引きずって連れて行くのではなく、「そっか、今日は行きたくないんだね」と一度言葉にして共感してあげるだけで、お子さんの心はスッと軽くなることが多いんですね。
そして、家庭だけで抱え込まずに、保育園の先生に状況を伝えて連携することが、とても大切なポイントになります。
先生は多くの子どもたちを見てきたプロですから、きっと心強い味方になってくれますよ。
どうして登園渋りが起きるのか探ってみましょう

そもそも、どうしてお子さんは急に「行きたくない」と言い出すのでしょうか。その理由は本当にさまざまなんですね。
大人の私たちでも、お休み明けの月曜日は「会社に行きたくないな」と思うことがありますよね。お子さんも同じように、複雑な気持ちを抱えているのかもしれません。
ママやパパと離れるのが寂しいから
一番多い理由として考えられるのが、大好きなママやパパと離れることへの不安や寂しさです。
特に、週末を楽しく過ごした後や、長いお休み明けなどは、「もっと一緒にいたい」という気持ちが強くなるのも自然なことですよね。
また、最近ではコロナ禍などで一時的におうちで過ごす時間が長くなった後、再び園に通うことに寂しさを感じてしまうケースも増えていると言われています。
愛情たっぷりに育っている証拠でもあるので、あまりご自身を責めないでくださいね。
保育園での生活に不安を感じているから
保育園という社会の中で、お子さんなりに小さなストレスを感じていることもあります。
- お昼寝の時間がどうしても苦手
- お友達との貸し借りで嫌な思いをした
- 担任の先生が変わって緊張している
- 仲の良かったお友達が転園して寂しい
このような、大人から見れば些細に思えることでも、子どもにとっては大事件だったりするんですね。
お着替えや給食など、新しいことに挑戦するのがプレッシャーになっていることもあるかもしれませんね。
イヤイヤ期の「試し行動」かもしれません
2〜3歳頃のお子さんに多いのが、自我の芽生えによる「試し行動」です。
「行きたくないって言ったら、ママはどうするかな?」と、親の反応を見ていることもあると言われています。
これは成長の過程でとても大切なステップなので、「もしかしたら成長の証かも」と少し前向きに捉えてみるのもいいかもしれませんね。
明日からできる状況別の具体的な対応策

理由がなんとなく分かっても、実際の朝のバタバタの中でどう対応すればいいのか迷ってしまいますよね。
ここでは、多くの方が実践して効果があったと言われている具体的な対応策をいくつかご紹介します。お子さんに合いそうなものから、ぜひ一緒に試してみませんか?
朝ぐずって離れない時のポジティブな声かけ
まずは、「行きたくない」という言葉に対して、「ママと一緒にいたかったんだね。分かるよ」と、ギュッと抱きしめてあげてくださいね。
十分に共感して落ち着いてきたら、保育園での楽しいことをイメージできるポジティブな声かけに切り替えてみましょう。
- 「今日はお給食に大好きなハンバーグが出るみたいだよ」
- 「〇〇ちゃんが一緒に遊ぼうって待ってるかもしれないね」
- 「園庭のすべり台、今日は何回すべる?」
「保育園=嫌な場所」というイメージを植え付けないように、明るく楽しい場所だと伝えてあげることが大切なんですね。
もし可能なら、お気に入りのおもちゃやタオルを「お守り」として持たせてあげるのも、安心感につながると言われていますよ。
仕事の都合でどうしても休ませられない時
「休ませてあげたいけれど、どうしても仕事が休めない…」という日もありますよね。そんな時は、罪悪感を感じる必要はありませんよ。
そういう日は、笑顔で毅然とした態度をとるのが効果的だと言われています。
「ママもお仕事頑張ってくるから、〇〇ちゃんも保育園で遊んで待っていてね。終わったらダッシュでお迎えに行くからね!」と、明るく伝えてみてください。
親が不安そうな顔をしていると、子どもにもその不安が伝染してしまうかもしれません。別れ際はサッと先生にバトンタッチして、笑顔で「いってきます」をするのがコツなんですね。
先生には連絡帳や口頭で「今日は少し泣いています。嫌がるようなら見学だけでも大丈夫と伝えています」と共有しておくと、先生も対応しやすくなりますよ。
園でのトラブルや不安が原因だと分かった時
もし、お友達とのトラブルや、どうしても苦手な活動があることが分かった場合は、一人で解決しようとせず、早めに保育士さんに相談してみてくださいね。
「最近、お昼寝の時間を嫌がっているようなんですが…」と伝えるだけでも、先生が園での様子を注意深く見てくれたり、お子さんが安心できるような声かけをしてくれたりします。
場合によっては、「今日は無理に参加しなくていいよ、見てるだけでいいよ」と先生から伝えてもらうことで、プレッシャーから解放されるお子さんも多いそうです。
万が一、長期間にわたって強い不安が続いていたり、どうしても園の方針と合わなかったりする場合は、思い切って転園を検討するというのも一つの選択肢なんですね。
親子関係を最優先に、柔軟に向き合いましょう

いかがでしたでしょうか。登園渋りに対する対応に、「絶対にこれが正しい」という一つの正解はないと言われています。
お子さんの性格や、その日の体調、ご家庭の状況によって、ベストな対応は変わってくるものなんですね。
もし、お仕事の調整がついて休ませることができる日なら、「今日は特別にお休みして、ママといっぱい遊ぼう!」と思い切って休ませてあげるのも、もちろんOKです。
一番大切なのは、お子さんとの信頼関係や親子の絆を壊さないことかもしれません。
無理に引きずって行って心に傷を残すよりは、お子さんのペースに少しだけ寄り添いながら、ゆっくりと保育園への安心感を育てていけるといいですよね。
毎日の育児、そしてお仕事との両立、本当にお疲れ様です。
朝、泣いている我が子を置いて仕事に向かうのは、後ろ髪を引かれる思いで、胸が締め付けられるほど辛いですよね。時には、帰り道でホロリと涙がこぼれてしまうこともあるかもしれません。
でも、お子さんがあなたの前で泣けるのは、あなたが全身で受け止めてくれると信じているからです。あなたのことが大好きで、一番安心できる居場所だからこそなんですね。
どうかご自身を責めたりしないでくださいね。「これも成長の大切な証拠なんだ」と、少しだけ肩の力を抜いてみませんか?
今日ご紹介した小さな対応のヒントから、できそうなものを一つでも試していただけたら嬉しいです。
あなたとお子さんの明日からの朝が、少しでも穏やかで、あたたかい笑顔あふれる時間になることを、心から応援しています。